ngyjnの雑談

今で経験した事などを書いて行きます!

ブラック企業

僕が新卒で、あるラベル会社に入社した時の話しです。

当時リーマンショック直後に就活をしていた僕は、中々就職先が決まらず10月頃にやっと内定が出ました。

当時は内定が決まって心の底から嬉しかったのに、あんな地獄の日々が待っているとは、思っても見なかったです。

いよいよ4月になり初めて出社した僕は支店の皆さんに挨拶をし、非常に緊張していたのを覚えています。
僕が営業職で入社した支店には、支店長、課長代理、係長ともう一人29歳ぐらいの営業の方がいました。

最初の数週間は、定時で帰る事ができました。
しかしある日、日報を書くのに時間がかかり少し遅くなったら、係長から「早く帰れるのは、今だけだから、早く帰れよ」と言われ、僕は少しその言葉に引っ掛かりながらもその日は、帰る事にしました。

それから1ヶ月程が過ぎたころには、会社を出るのは21時過ぎになり、支店長からは朝トイレ掃除をやる事を命じられ、7時前には出社する日々が始まりました。

まだ、勤務時間は耐える事が出来たのですが、僕は飛び込み営業やネットで調べた会社にアポを取って面談の時間を取り付けていたのですが、殆ど鬼の支店長が、同行してくるのです。

まずは車の運転でキレられ、面談が終わった後には、また説明の仕方でキレられほぼ毎日、鼓膜が破れそうな程、キレられていました。

一番困ったのが電話対応をしている、横でその対応が、気にいらなかったのかキレられた時は、支店長が気になって殆ど電話内容を覚えていませんでした。

またその会社は変わっていて、一応4階建のボロボロの自社ビルだったんですが、なんと支店長が4階に住んでいたのです(笑)

お疲れさんと言って階段を降りて行くのではなく、登って行くのを見た時は衝撃的でした。

そんな毎日を過ごして、何とか一年を過ぎた頃には、休みの日も出社していました。

支店長から、今週の土曜日は会社に来て会社の壁を断熱効果のある塗装材を塗れと言われたり、草むしりの強要もありました。

勿論、こんな会社には残業代と概念はなく通常業務の時は手書きでタイムカードを改ざんしていました。休みの日に出社するときは、近くの蕎麦屋でご飯を支店長から奢ってもらう、ぐらいの事しかありませんでした。

こんな生活を2年続けたのですが、体調を壊してしまい、辞めることを支店長に伝えたら、態度が180度代わって、有給消化もさせてくれましたし、休んでいる僕の家まで手土産まで持って来ました。

今考えると労働基準局に行かれるのを、恐れていたような気がします。

以上僕が体験したブラック企業の話しです。

また他の社員さんも相当変わり者が多かったので、また紹介出来たらなと思います。